EKIDEN.AI v3
はじめに
EKIDEN.AI v3 は、時計の FIT ファイルから、その日の練習の中身を判定する分析の層です。800m×10本だったのか、どこで失速したのか、前回より速くなったのか。数値と判定を返し、言葉にするのは、つないだ AI(Claude や ChatGPT)の役目です。
- 数えるのはルール:本数・距離・時間・ペース。同じ記録なら、必ず同じ答え。
- 判断は Jev:計画的な練習か、狙いは何か。選択肢から確率つきで選ぶ。
- 迷ったら選手に聞く:本人にしか分からないことだけ、選択式で確かめる。
使い方は2つ
| 何が要るか | データ | |
|---|---|---|
| MCP(Claude Desktop の拡張機能) | Claude Desktop | PC の外に出ない |
| CLI | Node.js 20 以上 | PC の外に出ない |
リモート版(URL を入れるだけで Claude や ChatGPT に追加できる)は準備中です。
いまはテスト中です
ダウンロードは v3.ekiden.ai/cli/ にあり、関係者だけが使えます(パスワード)。一般公開の後は npm で配ります。
MCP(Claude Desktop の拡張機能)
ekiden-v3-local.mcpbをダウンロードします。- ダブルクリックすると、Claude Desktop に追加の画面が出ます。「インストール」を押します。
- FIT のフォルダを選びます。時計から書き出した
.fit、または Garmin Connect・COROS の書き出し.zipを入れたフォルダです(サブフォルダも読みます)。 - 任意で次を入れます。
| 設定 | 例 | 何に使うか |
|---|---|---|
| 最近のレース | marathon:2:58:40、10k:38:42 | ペース帯と予想タイム |
| 最大心拍・安静時心拍 | 190、48 | 心拍ゾーン |
| 言語 | ja / en | 結果の文 |
- Claude に話しかけます。
先月のインターバルを一覧にして 7月15日の練習を区間ごとに見せて 1000m×5は速くなっている?
使えるツールはツール一覧にあります。対応:macOS・Windows。
ツール一覧
すべて読み取り専用です。結果は1文のまとめと JSON で返り、位置情報(GPS の座標)は入りません。大きな結果は offset でページを分けます。
| ツール | できること |
|---|---|
list_activities | 練習の一覧。期間・種目・形で絞り込む |
get_activity | 1回の練習の中身。まとめ・ラップ・区間 |
get_splits | 前半後半・1kmごと・区間ごとの推移 |
compare_activities | 2〜5回の練習を比べる |
get_activity_window | 「最後の5分」「3本目」など一部を細かく |
get_training_summary | 週・月ごとの練習量 |
get_athlete_profile | VDOT と各距離の予想タイム |
get_athlete_zones | ペース帯と心拍ゾーン |
get_menu_history | 同じメニューの推移。速くなっているか |
CLI
Node.js 20 以上が必要です(node --version で確認)。ekiden.mjs をダウンロードしたフォルダで:
node ekiden.mjs --help
node ekiden.mjs analyze ~/fit --race marathon:2:58:40
node ekiden.mjs list-activities --local ~/fit
node ekiden.mjs get-splits --activityId <ID> --mode segments --local ~/fit
node ekiden.mjs compare-activities --activityIds <ID1>,<ID2> --local ~/fit~/fit は FIT のフォルダに読み替えてください。--json で JSON、--lang en で英語になります。node ekiden.mjs features で使える機能の一覧が出ます。
閾値は --vdot 54、--race <mile|5k|10k|half|marathon>:<time>、または --t 4:00 --i 3:40 --m 4:14 --e 5:06 で渡せます。心拍ゾーンは --max-hr 190 --resting-hr 48 です。
一般公開の後は npm で配ります(npx で動かせるようにする予定です)。
トレーニング図鑑
メニューの判定には、藤原新さんのトレーニング図鑑を使います。新さんが書籍などから学びつつ、自身の経験をもとにまとめたもので、新さんの著作です。
| 数 | |
|---|---|
| メニュー | 191(11カテゴリ) |
| セッションの種類 | 8:recovery, easy, threshold, vo2max, marathon, canova, long, workout |
| 練習計画の型 | Daniels・Canova |
図鑑にちょうど同じメニューがないときも、ルールが数えた構造(例:800m×10本)と、Jev が選んだ狙い(例:vo2max)の組み合わせで名前を付けます。
データの扱い
- 読むだけ:練習の記録に書き込みません。
- 位置情報を返さない:AI に渡す結果に、GPS の座標は入れません。
- ローカル版は PC の外に出さない:MCP の拡張機能と CLI は、手元の FIT ファイルを手元で読みます。
- 会話をしない:v3 は数値と判定を返すだけです。文章を作るのは、つないだ AI です。